幻作珍籍 美学文庫 第二巻
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Narrado por:
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でじじ
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De:
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青木 信光
Sobre este áudio
<内容紹介>
よみがえる幻作珍籍! 幻の発禁性愛文学の決定版『美学文庫』シリーズがオーディオブックで遂に登場!
昭和の時代に地下出版されていた“裏”文学を音声化し完全復刻!
裏の文化と言ってもその範囲は広い。 『美学文庫』が提供するものは、ひたすら性を表現し猥褻を追求した文芸作品である!
現代ポルノをはるかに凌ぐ迫力で描写された性の世界を
オーディオブックの臨場感とともにお楽しみください!
<あらすじ>
◆【1.彼女と彼】(編者/小倉清三郎)
結婚生活は恋愛の自由を否認し得るけれども、
単なる性の欲求を拘束すべきなんらの権利はない
交情二年の後、彼女は帰郷し、彼とは東西に分かれて住んだ。或る事情から二人は
単身赴任を続け、その間絶えず信書で性談を往復し、それによって彼女は性の飢渇を癒し得た。
これからお聴きいただく『信書一束』は、彼女と彼の性慰生活をそれぞれありのままに書いて、
相互に交換往来したものである。これによって、両人の性的交渉がいかなる道程をたどって
進展せられたかをうかがい知ることができる。
◆【2.春色歌枕】(作者不詳)
男と女がいるかぎり決して消えることのない、生々しい性の欲望。
避けられない肉体と感情の交合。
男は座っている女の後ろにぴったりと体をよせ、片手では女の急所を攻めながら
片手では乳首を揉んでいるうちに、そのまま女を前のめりに這わせながら、
後ろから女の腰巻をくるっと上までまくりあげた。真白い肉づきの豊満なお尻を
上からのぞきこみながら、男はゆっくりとザクロのように割れた肉片のなかに…。
女はむくんだところを針先で突かれたような快感に思わず裸の腰をびくっと下に
引きながら、美しい目を細くして思いきり畳のへりをひきむしった。
猫が水を飲むような異様な音が、男の体の動くたびに音を出していた…。
◆【3.沈丁花】(作者不詳)
男が暴力で女を犯したいと欲情を起こすことがあるように、女もまた、
男に暴力で征服されたいという願いをつねに抱いているのである。
深夜2時。盗人は、みち子のそばに歩み寄り、うずくまった。目を覚ましたみち子の
頭の中を不安がサッとかすめる。広子に変な行動をとることがあるかもしれない…。
どうしたら娘の体を守ってやれるだろうか…? もしそんなことになれば、女一人の
この家で、男の暴力を防ぐことはとてもできそうにない。そうだ、一刻も早く金を渡して
、 立ち去ってもらうことだ。みち子はパッと身を起こした。膝前の乱れも気がつかなかった。
男はじっと彼女の眼を見てから視線を膝前に移した。男の眼がニヤッと笑って上を向いた…。
からみつくような眼だった。