正しい答えのない世界を生きるための「死」の文学入門
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Narrado por:
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青野 早恵
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De:
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内藤 理恵子
Sobre este áudio
本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、デスクトップのライブラリー、またはアプリ上の「目次」でご確認ください。(アプリバージョン:Android 2.40以上、iOS 3.11以上)
『「死」の哲学入門』に続いて死生観を問いなおす文学篇。宗教学者による驚きの小説入門。
日本の社会は高齢化・多死化のフロントランナーであるとともに、世界的なウィズ・コロナの状況を受け容れざるを得ない。
何事も正しい答えを見出し難いこの世界で、究極の問い「死」との向き合い方を考えることは、よく生きようとすることだ。
『「死」の哲学入門』に続いて死生観を問いなおす文学篇。
漱石の『こころ』、コロナ禍でベストセラーとなったカミュの『ペスト』、文豪ドストエフスキーのドッペルゲンガー物語、
現代の古典カフカの『変身』から、村上春樹の短篇、SF、ミステリまで、小説家はいかに死に迫り、いかに死を描いてきたか。
登場人物はいかに危機と戦ったのか。
宗教学者による類例なき驚きの小説入門。
目次
はじめに――なぜ小説を読まなければいけないのか
序章 K的な不安とSNS――夏目漱石『こころ』
第1章 芥川龍之介は厭世観を解消するために筋トレをすべきだった?
第2章 夢オチ死生観とマドレーヌの味――池田晶子、荘子、プルースト
第3章 「死の文学」としての村上春樹の短篇小説
第4章 ドッペルゲンガー(分身)をめぐる死の文学――芥川、ドストエフスキー、ワイルド、ポー
第5章 被害者が死後に加害者となる奇妙な物語――ゴーゴリ『外套』
第6章 有事を生きる人間の姿――ヴィアン『うたかたの日々』、カミュ『ペスト』
第7章 生と死を管理するシステム――ブッツァーティ「七階」、カフカ『変身』
第8章 半年後に世界が終わるのに、刑事はなぜ執念の捜査を続けるのか?――ウィンタース『地上最
終章 文学はヨブから来てヨブに還る、あるいは人間の死と病――「ヨブ記」、クラーク『幼年期の終り』
内藤理恵子(ないとうりえこ)
1979年、愛知県生まれ。南山大学文学部哲学科卒、南山大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(宗教思想)。現在、南山大学宗教文化研究所非常勤研究員。 著書:『あなたの葬送は誰がしてくれるのか 激変する供養のカタチ』(興山舎)、『誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門』(日本実業出版社)など
※本商品は『「死」の文学入門』[日本実業出版刊 内藤理恵子 著 ISBN: 9784534058195 256頁 1,700円(税別)]をオーディオ化したものです。