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講談 古典怪異譚 十三

De: 旭堂 南湖
Narrado por: 旭堂 南湖
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Sinopse

近年、注目を浴びている、日本の伝統話芸「講談」。
「冬は義士 夏はおばけで飯を喰い」と川柳に詠まれたほど、 講談師は夏になると怪談を語ってきている。
名調子で語る「日本の怪談」ここにあり。

五福屋政談 その9「鉄造お勝の出会い」(25分)
五福屋の娘、お豊の寝室に忍び込み、今一息でお豊を自由にしようというところを、父親、又兵衛に見つけられ、無我夢中、又兵衛を焼きごてで殴り殺した屋根屋の職人、鉄造。江戸を逃げ出して小田原の宿屋へ泊まったが、ここで役人の宿帳調べに泡を食って、屋根伝いに逃げ出した。さあ、どうなる。

五福屋政談 その10「与助の恋慕」(29分)
五福屋の隠居、又兵衛が殺され、犯人の屋根屋の職人、鉄造は伊豆の宇佐美へ逃げた。又兵衛は隠居をしたとはいいながら、なかなかしっかりした人で、本宅の方へ月の内に五、六回は見回りに来て、店の奉公人をガッチリと押さえていた。その又兵衛が殺されると、後は倅の又蔵が何もかもやらなければならない。さあ、どうなる。

五福屋政談 その11「蔵の出火」(29分)
五福屋の番頭、与助、悪い野郎め、主人又蔵の妹、お豊に惚れ込んだが、思うようにならない腹いせ、又蔵が大川で助けあげた吉松という屋根屋の若い職人を心中者だと、目明しの子分に耳打ちした。これからそれとなしに立ち退き支度を始めた。さあ、どうなる。

五福屋政談 その12「吉松の駕籠訴」(27分)
五福屋の焼けた蔵の前に立った一人の若い僧。びっくりした顔つきで、隣の煙草屋に入って、火事の原因を聞いた。「それがね、失火じゃないんだ。つけ火だよ。まあ飼い犬に手を噛まれたというわけだ。小僧の時分から育て上げた番頭で、与助という野郎だ」さあ、どうなる。

旭堂 南湖(きょくどう なんこ)
講談師。1973年生まれ。滋賀県出身。大阪芸術大学大学院修士課程卒業。
1999年、三代目旭堂南陵(無形文化財保持者・2005年死去)に入門。
2003年、大阪舞台芸術新人賞受賞。
2010年、文化庁芸術祭新人賞受賞。
2015年、『映画 講談・難波戦記-真田幸村 紅蓮の猛将-』全国ロードショー。主演作品。
2019年、CD「上方講談シリーズ4 旭堂南湖」発売。「血染の太鼓 広島商業と作新学院」「太閤記より 明智光秀の奮戦」収録。
OKOWA胎動出場
怪談グランプリ2019出場
怪談最恐戦2019ファイナル出場
東大阪てのひら怪談優秀賞受賞
ZOOMを使った「オンライン講談教室」も好評。
講談や怪談の語り方をマン・ツー・マンで懇切丁寧に指導し、普及に努めている。
©2023 PanRolling

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